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2014年に開催され、浮世絵ブームをつくり出した「大浮世絵展」の第2弾が愛知県美術館に巡回。本展では、明治まで続いた浮世絵の歴史のなかでも、もっとも人気のある5人の絵師、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳にフォーカスする。
人物の上半身のみを描く「大首絵」と、美人画で名を馳せた歌麿、誇張表現を特徴とした役者絵や美人画で知られる写楽、ともに風景画に優れ、「冨嶽三十六景」の連作で西洋の画家たちにも影響を与えた北斎と、「名所江戸百景」「東海道五拾三次」をはじめとした名所絵の流行を生み出した広重。そして、勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画で人気を得た国芳。
本展は国際浮世絵学会監修のもと、国内のほか欧米の美術館や博物館、個人コレクションなどから、いまも鮮やかな色を残す5人の優品を厳選し、それぞれの代表作を一堂に展示する。
※新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、4月7日~20日まで臨時休館(今後の状況により延長する可能性あり)。最新情報は公式ウェブサイトにて案内。