• 「東京計画2019 vol.5 中島晴矢 東京を鼻から吸って踊れ」(企画:藪前知子)展示風景 gallery αM、2019年、撮影:森田兼次

  • 「東京計画2019 vol.1 毒山凡太朗 RENT TOKYO」(企画:藪前知子)展示風景 gallery αM、2019年、撮影:森田兼次

  • 「東京計画2019 vol.2 風間サチコ バベル」(企画:藪前知子)展示風景 gallery αM、2019年、撮影:森田兼次

  • 「東京計画2019 vol.3 Urban Research Group NEW ADDRESS」(企画:藪前知子)展示風景 gallery αM、2019年、撮影:森田兼次

  • 「東京計画2019 vol.4 ミルク倉庫+ココナッツ scratch tonguetable」(企画:藪前知子)展示風景 gallery αM、2019年、撮影:森田兼次

αMプロジェクト2019「東京計画2019」

gallery αM

2019年4月6日〜2020年1月18日

https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2019/

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 「東京計画2019」

 二度目のオリンピックのカウントダウンを控え、大きな力によって変動し続ける東京。再開発が進み清潔に整えられていく一方で、複数のキャラクターを持った街の集合体という特徴は薄れ、画一化と均質化が進み、人々の行動様式にも影響を与えています。今年度のαMプロジェクトでは、5組のアーティストたちの実践により、その諸相をギャラリーに転送し、そこに潜む問題に言及しつつ、単一の経験やシステム、アイデンティティからの脱却と、別の可能性を提示したいと思います。
 シリーズタイトルは、戦後の混乱から高度経済成長に突入し、東京オリンピックへと向かって行く時代の流れの中で、1960年、丹下健三研究室が策定した「東京計画1960」を下敷きにしています。湾岸地域と超高層ビルなど海と空への開かれた展開を提案し、開発や成長というヴィジョンに美しい形を与えた幻の都市計画です。東京の爆発的な発展が予言される一方で、すでに都市化が行き詰まりを見せはじめていたアメリカでは、その翌年に、ジェイン・ジェイコブズという一人の女性が、大規模で単一的な開発を批判し、生活者の視点から、異なる要素のパッチワークとしての都市像を提起しています。しかし、それから半世紀以上が経った現在も、東京は大都市という夢を捨てることなく、スクラップ&ビルドの舞台であり続けています。都市は今なお、人々の幸福な生を保証するシステムとして有効なのでしょうか。この連続展覧会をプラットフォームに、「祭りのあと」をサバイブするための指針が生み出されることを期待したいと思います。

ゲストキュレーター:藪前知子(東京都現代美術館)

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